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看護師の離婚率は本当に高い?噂の真偽と後悔しない相手選び
「看護師は離婚率が高い」とよく言われますが、その根拠を落ち着いて調べていくと、噂とデータの間には思ったより大きな隙間があります。
結婚を考え始めた頃、「看護師は離婚率が高いらしい」という言葉に胸がざわついた人は少なくないはずです。私も同僚から何度も聞きました。
でも調べて分かったのは、その噂を裏づける確かな公的統計は、ほとんど存在しないということでした。この記事では、噂の正体と、後悔しない相手選びの視点を冷静に整理します。
この記事の目次
看護師の離婚率は本当に高い?まず結論
先に、この記事で一番伝えたい結論を置いておきます。「看護師の離婚率が高い」と断定できるだけの、確かな公的統計は今のところ見当たりません。職業ごとに離婚率を集計した全数調査というものが、そもそも公表されていないからです。
では、なぜあれほど「高い」と言われるのか。理由の多くは、実際の離婚率そのものではなく、看護師の働き方から来る「大変そう」という体感や、当事者・周囲の印象に基づいています。夜勤やシフト、責任の重さといった要素が、そのまま「だから離婚も多そう」というイメージに結びついているわけです。
つまり、噂の正体は「離婚率のデータ」ではなく「離婚しやすそうという認識」であることが多い。だからこそ、不安をあおられる前に、まず数字を出典ごとに分けて冷静に眺めることが大事だと思っています。この記事では、その作業を丁寧にやったうえで、最後は「どう相手を選べば後悔しにくいか」という前向きな話につなげていきます。
なお、結婚そのものの全体像や、看護師の結婚にまつわる考え方を先に俯瞰したい方は、看護師の結婚・婚活まとめもあわせて読んでみてください。
データで冷静に見る「看護師の離婚率」
ここからは、よく引き合いに出される数字を、出典と年代ごとにきちんと切り分けて見ていきます。大事なのは、性格の違う数字を一つのまとまりとして束ねないことです。異なる調査の数字をつなげて語ると、実際より話が大きくなってしまうからです。
公的統計の現在地
まず、国が出している数字から確認します。厚生労働省の令和4年度「離婚に関する統計の概況」では、日本全体の離婚の動向がまとめられています。ここで示されているのは、あくまで国民全体を対象にした離婚件数や離婚率の傾向であって、職業別に離婚率を出したものではありません。
同じく厚生労働省の人口動態統計でも、離婚件数は毎年公表されていますが、「看護師の離婚率」といった職業を切り口にした数値は集計・公表されていません。つまり、看護師だけを取り出して離婚率が高い・低いと言える公的なデータは、現時点では存在しないのが実情です。ここが、この記事の一番の土台になります。
民間の認識調査は「離婚率」ではない
ネット上でよく見かける情報の一つに、看護師を対象にした民間アンケートで「離婚率は高いと思う」と答えた人が一定数いる、という結果があります。ここで絶対に取り違えてほしくないのは、これは実際に離婚した人の割合ではなく、「高いと思うか」という認識・意識を尋ねた回答であるという点です。
「高いと思う人がいる」ことと、「実際に多くが離婚している」ことは、まったく別の話です。認識調査は、当事者がどう感じているかを知るには役立ちますが、離婚率そのものを示す数字としては使えません。この種の認識を離婚率のように紹介している情報は多いので、見かけたら「これは印象の調査だな」と一歩引いて読んでほしいと思います。
海外研究の参考値は、日本にそのまま当てはめられない
もう一つよく引用されるのが、海外の研究です。海外では看護職の離婚率を扱った研究もありますが、これはその国の社会制度や結婚観、労働環境を前提にした数値であり、日本の看護師にそのまま当てはめることはできません。具体的なパーセンテージが独り歩きしていることもありますが、前提が違う以上、日本の話として受け取るのは危険です。
国が違えば、離婚に対する考え方も、医療現場の働き方も、統計の取り方も異なります。参考として「海外ではこういう報告もある」と知っておくのは良いことですが、これを日本の看護師の離婚率として語るのは無理があります。海外の数字は、あくまで海外の話として、切り分けて受け止めておきましょう。
「高い」と言われる4つの背景
確かな公的統計がないのに、なぜ「看護師は離婚率が高い」というイメージだけが根強く残っているのでしょうか。ここには、看護師という仕事の特性から来る、いくつかの背景があります。データではなく「そう感じられやすい理由」として、4つに分けて見ていきます。
夜勤・交代制による生活のすれ違い
一つ目は、やはり夜勤と交代制勤務です。パートナーが平日昼間の仕事だと、休みや生活時間が噛み合わない日がどうしても出てきます。相手が起きている時間に自分が眠っていたり、せっかくの休みも夜勤明けで動けなかったり。
こうした生活時間のずれが積み重なると、一緒に過ごす時間が減り、気持ちの距離も開きやすくなります。これは離婚に直結するわけではありませんが、「大変そう」というイメージの大きな源になっています。実際に夜勤が関係にどう影響するかは、看護師の恋愛全体の中でもよく語られるテーマです。
家事・育児の偏り、ワンオペになりやすさ
二つ目は、家事や育児の分担の問題です。不規則な勤務をしていると、家庭内の役割がどちらか一方に偏りやすく、結果としてワンオペ状態になりやすい面があります。
特に、パートナーが看護師の勤務形態を理解していないと、「休みの日くらい家のことをやってほしい」といった期待のずれが生まれます。夜勤明けの疲れが伝わらず、家事の負担だけが一方にのしかかると、不満がたまりやすくなる。これも、離婚率そのものではなく、家庭内のストレスが増えやすい構造として押さえておきたい点です。
理解不足によるストレスの蓄積
三つ目は、仕事への理解不足から来るストレスです。医療現場の忙しさや責任の重さは、外から見ているだけではなかなか肌感覚で伝わりません。「そんなに大変なの」「毎回夜勤なの」と繰り返されるうちに、説明すること自体に疲れてしまう人もいます。
理解というのは、言葉を尽くせば必ず伝わるものではなく、相手側に受け止める余裕と想像力があって初めて成り立ちます。ここが噛み合わないと、日々の小さなすれ違いが静かに積もっていく。この「理解のずれ」こそ、後半でお話しする相手選びで一番大事になるポイントです。
経済的な自立が、選択肢を広げている面
四つ目は、少し見方を変えた背景です。看護師は専門職として経済的に自立しやすく、いざというときに自分の収入で生きていける強みがあります。これは、我慢して不本意な結婚を続けなくてもよい、という選択肢の広さにつながります。
ここは誤解されやすいのですが、経済的に自立していることは弱みでも、離婚しやすい欠点でもありません。自分の人生を自分で選べるということです。「我慢しなくても生きていける」という土台があるからこそ、無理な関係を続けない、という中立的な選択が可能になる。これを「だから離婚が多い」と結びつけるのは、少し乱暴だと私は思っています。
離婚しない相手を見極める5つの視点
ここからが、この記事の本題です。離婚率の噂に振り回されるより、そもそも後悔しない相手をどう選ぶかのほうが、あなたの人生にとってずっと大切です。第3章で見た背景の裏返しとして、看護師が長く続く相手を見極めるための5つの視点を、具体的な質問例つきで挙げていきます。
①不規則な勤務を、生活として理解できるか
まず一番の土台が、夜勤やシフトのある生活を「そういうものだ」と受け止められるかどうかです。頭で分かっているだけでなく、生活のリズムとして許容できる人かを見ます。
- 見極めの質問例:「私が夜勤の日や夜勤明けは、どんなふうに過ごしていると思う?」
- 相手の答えが、あなたの生活を具体的に想像できているかを見る
②家事・育児を分担する姿勢があるか
二つ目は、家庭の役割を一緒に担う姿勢です。「手伝う」ではなく「自分ごととして分担する」という感覚があるかがポイントになります。
- 見極めの質問例:「私が遅番や夜勤で家にいない日、家のことはどうするのが良さそう?」
- 自然と「自分がやる」前提で話せる人かどうかを確かめる
③疲れを想像できる共感力があるか
三つ目は、あなたの疲れを想像できるかです。夜勤明けにぐったりしているとき、責めるのではなく気づかえる人かどうか。共感力は、日々の安心感を大きく左右します。
- 見極めの質問例:「仕事でクタクタの日、私にどう接してもらえると助かると思う?」
- ねぎらいの言葉が自然に出てくるかを見る
④経済観と、自立への敬意があるか
四つ目は、お金の価値観と、あなたの自立を尊重できるかです。あなたが専門職として働き続けることを、対等な関係として応援できる人かを確かめます。
- 見極めの質問例:「私がこの先も看護師を続けることについて、どう思ってる?」
- あなたのキャリアを当たり前に尊重しているかを見る
⑤感謝を、言葉にできる人か
五つ目は、意外と見落とされがちですが、感謝を言葉にできるかです。長く続く関係ほど、日々の小さな「ありがとう」の積み重ねが効いてきます。
- 見極めの質問例:日常の中で、してもらったことに自然にお礼を言えているか
- 当たり前を当たり前にしない、その姿勢があるかを見る
「理解のある人」を選べたとき、不安が消えた
私も20代の頃は、離婚率が高いという噂に漠然とした不安を抱えていました。でも今振り返ると、大事だったのは数字ではなく相手選びでした。以前は平日昼の仕事で私の生活を想像できない人とばかり付き合って、そのたびにすれ違っていました。ある時、こちらの夜勤明けに「寝てていいよ、お疲れさま」と自然に言える人と出会って、初めて肩の力が抜けたんです。離婚率がどうこうより、この5つの視点で相手を見られるかどうか。それだけで、結婚への不安はずいぶん軽くなりました。
出会いの場を、どう選ぶか
第4章の5つの視点を持てたとして、次の問題は「そういう相手と、どこで出会うか」です。出会いの場によって、相手が看護師の生活を理解しているかを事前に確認できる度合いは、大きく変わります。代表的な3つを、中立的に比べてみます。
職場恋愛
同じ医療現場で働く相手なら、夜勤や忙しさを肌で知っているぶん、生活の理解という点では有利です。ただし、出会いの数が限られること、別れたときに気まずさが残りやすいこと、勤務先によっては関係が周囲に広まりやすいことは、あらかじめ知っておきたい点です。
マッチングアプリ
出会いの数が多く、気軽に始められるのが強みです。一方で、相手が看護師の生活を理解できるかどうかは、実際に会って話してみるまで分からない部分が大きい。第4章の5つの視点を、自分で一つずつ確認していく手間がかかります。誰と出会うかを、ある程度「運任せ」にしている土俵とも言えます。
結婚相談所
結婚という前提が共有されているぶん、相手の価値観や生活への理解を、出会う前段階から確認しやすいのが特徴です。特に看護師に特化した相談所であれば、夜勤やシフトのある生活を理解している相手とだけ出会えるよう、最初から設計されています。第3章で見た「理解のずれ」を、入口から避けやすいのが大きな利点です。
もし、噂の離婚率に不安を感じているなら、まずは自分の希望する相手の条件を、専門家と一緒に言葉にしてみるところから始めるのがおすすめです。決める必要はありません。無料カウンセリングだけでも、第4章の5つの視点を、あなたの状況に合わせて整理できます。
まず無料カウンセリングだけ、相手の条件を整理してみませんか
白衣コンは、看護師の働き方を前提に出会いを設計してくれる、看護師特化の結婚相談所です。夜勤やシフトのある生活を理解している相手とだけ出会えるので、この記事で見た「理解のずれ」を入口から避けられます。入会を決める必要はありません。まずは無料カウンセリングで、あなたが後悔しないための相手の条件を、専門家と一緒に整理するだけでも大丈夫です。対象は42歳未満の方です。
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離婚を避けるための、結婚後の工夫
ここまでは結婚前の相手選びの話でしたが、すでに結婚している方に向けて、日々の関係を長く続けるための工夫も、簡潔に触れておきます。転職などの大きな決断に飛びつく前に、まず足元でできることから見直すのがおすすめです。
- 勤務予定を、早めに具体的に共有する。夜勤や休みのリズムを事前に伝えておくと、すれ違いの多くは防げます。
- 大変さを訴えるより、事実を共有する。「疲れた」だけでなく、どんな一日だったかを話すほうが、相手の理解は深まりやすいです。
- 感謝を、こまめに言葉にする。家事や気づかいへの小さなお礼の積み重ねが、関係の土台を支えます。
- お互いの時間を、無理に合わせすぎない。生活リズムが違うことを前提に、それぞれの休息を尊重し合うほうが長続きします。
働き方そのものを変えるのは、大きなエネルギーと引き換えに、キャリアを削るリスクもある選択です。まずは日々のコミュニケーションの工夫から見直すことで、今の働き方のままでも、関係を続けていくことは十分に可能です。
よくある質問(看護師の離婚率)
結局、看護師の離婚率は何%なんですか
正直にお答えすると、「看護師は何%」と言える確かな公的統計は見当たりません。厚生労働省の令和4年度「離婚に関する統計の概況」や人口動態統計は、国民全体の離婚の動向を示すもので、職業別に離婚率を集計したものではないからです。ネット上の具体的な数字は、民間の認識調査や海外の研究など、性質の違うものが混ざっていることが多いので、出典を確かめて読むのが安全です。
同業どうしの結婚だと、離婚しにくいって本当ですか
これも、はっきりと裏づける公的な統計があるわけではありません。ただ、看護師どうしや医療系の相手であれば、夜勤や忙しさを肌で理解し合いやすいため、第3章で見た「理解のずれ」によるストレスは起きにくい、とは言えます。大事なのは職業そのものより、相手があなたの生活を受け止められるかどうかです。同業でなくても、理解と共感のある相手なら関係は続きます。
経済的に自立していると、離婚しやすくなりますか
経済的な自立が離婚の原因になる、というのは因果を取り違えた見方だと思います。自立しているというのは、我慢して不本意な関係を続けなくてもよい、という選択肢の広さがあるということです。それは弱みではなく、自分の人生を自分で選べる強みです。良い相手を選び、良い関係を築けば、自立していることはむしろあなたの人生を安定させる土台になります。