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看護師の未婚率は高い?公的データで検証|結婚できる人・できない人の違い

「看護師は未婚率が高い」という言葉に不安を感じているなら、まずその不安は自然なものだと受け止めたうえで、数字の中身を一緒に落ち着いて確かめていきましょう。

資料を手に将来のことを静かに考える看護師の女性

美咲美咲(急性期病棟ナース(9年目))|2026-07-12公開

「看護師 未婚率」と検索して、少し胸がざわついた経験はありませんか。根拠が分からないまま不安だけが残る。私も同じでした。

でもその正体は「一生結婚できない」ではなく「結婚が遅れやすい」という話です。この記事では、公表年と調査年を明記して数字を冷静に見て、怪しい数字への注意点まで整理します。

知恵袋より知恵袋より
看護師です。ネットで「看護師の未婚率は75%」とか「95%が独身」とか見かけて、正直かなり不安になります。これって本当なんでしょうか。
美咲美咲
その数字、私も見たことがあります。でも先に言っておくと、その「75%」「95%」みたいな数字は、出典をたどれないものがほとんどなんです。確かなのは、看護師の未婚率が同年代の女性より高めという傾向まで。しかもそれは「結婚できない」ではなく「遅れやすい」という意味なんですよ。順番に見ていきましょう。
この記事の目次
  1. 結論:一般女性より高め、ただし「非婚」ではなく「晩婚」
  2. 公的データで確認する未婚率・有配偶率
  3. ネットの「未婚率75%」「95%」は本当か
  4. なぜ看護師は結婚が遅れやすいのか
  5. 結婚できる人・できない人の違い
  6. 晩婚でも間に合わせる、現実的な一歩
  7. よくある質問(看護師の未婚率)

結論:一般女性より高め、ただし「非婚」ではなく「晩婚」

最初に、この記事で一番伝えたい結論を置いておきます。看護師の未婚率は、同年代の一般女性と比べてやや高めであることが公的なデータで示されています。ただしそれは「一生結婚できない人が多い」という意味ではなく、「結婚する時期が後ろにずれやすい」という晩婚の傾向を表しています。ここを取り違えると、必要以上に不安になってしまいます。

「未婚率が高い」と聞くと、多くの人は「結婚できない人が多い職業なんだ」と受け取りがちです。でも未婚率という数字は、あくまで「その時点で結婚していない人の割合」でしかありません。20代後半で未婚でも、30代で結婚していく人はたくさんいます。ある時点のスナップショットを、そのまま一生の結末のように読んではいけないのです。この記事では数字を出典と公表年つきで確かめ、ネットの怪しい数字への注意点を共有し、最後は前向きな一歩へつなげます。全体像を先に見たい方は看護師の結婚・婚活まとめもどうぞ。

公的データで確認する未婚率・有配偶率

ここからは、看護師の未婚率について確かめられる公的なデータを見ていきます。大事なのは、どの調査の、いつの数字なのかをはっきりさせることです。年代の違う数字や、性質の違う数字を一つにまとめて語ると、実態からずれてしまうからです。

参照できる公的統計は、実はかなり古い

看護師という職業に絞って未婚率・有配偶率を扱った公的な資料としてよく挙げられるのが、厚生労働省が2009年(平成21年)に公表した、2005年国勢調査をもとにした年齢別の未婚率・有配偶率のデータです。これはおおまかに言うと、看護職の女性は同年代の女性全体と比べて未婚の割合が高め、という傾向を示すものでした。

ただし、ここで正直にお伝えしておきたいことがあります。この統計は公表が2009年、もとになった調査は2005年の国勢調査です。つまり、およそ20年前のデータだということです。この20年で結婚年齢も働き方も大きく変わっていますから、これを「最新の看護師の未婚率」として語ることはできません。私がこの記事で「最新のデータでは」といった書き方をあえてしないのは、そのためです。

知恵袋より知恵袋より
20年前のデータしかないんですか。それだと、今の私にどこまで当てはまるのか分からないですね。
美咲美咲
そうなんです。だから数字そのものより、「傾向」として受け止めるのが正しい読み方だと思っています。方向として未婚率が高めなのは事実。でも古いデータであることも事実。両方をセットで知っておくのが大事なんです。

年代別に見た「傾向」の形

そのうえで、公表されている年齢別の傾向を、数字の細かい小数点にこだわらず「形」として整理すると、次のようになります。あえて追跡できない細かいパーセンテージは載せず、方向性だけをまとめています。

年代未婚率・有配偶率の傾向
20代後半未婚の割合が高く、結婚はこれからという人が多い時期
30代前半結婚する人が増え、有配偶率が上がっていく分岐点
30代後半有配偶率がさらに高まる一方、未婚も一定数残る
40代前半結婚する人・しない人が分かれ、傾向が固まってくる

※上記は厚生労働省が2009年に公表した、2005年国勢調査ベースの年齢別データが示す傾向をもとにした整理です。約20年前の調査である点にご注意ください。

この形から読み取れるのは、看護師の未婚は「ずっと結婚しない」ではなく、20代後半から30代にかけて後ろ倒しで結婚していく晩婚型だということです。つまり、20代後半で未婚でも、それは全く珍しいことではありません。年代別の平均像をもう少し詳しく知りたい方は、看護師の結婚の平均年齢の記事で扱っていますので、そちらもご覧ください。

ネットの「未婚率75%」「95%」は本当か

ここが、この記事で一番お伝えしたい部分です。「看護師 未婚率」で検索すると、「未婚率75%」「95%が独身」といった、いかにも衝撃的な数字が目に飛び込んできます。でも、こうした数字は落ち着いて出典をたどると、根拠が確認できないものがほとんどです。

数字だけが独り歩きしている

これらの数字に共通しているのは、「何年の、どの調査で、誰を対象に集計したのか」という出典が示されていない点です。統計というのは、対象者・調査年・調査方法がそろって初めて意味を持ちます。それらが書かれていない数字は、たとえもっともらしく見えても、根拠として使うことはできません。

また、「95%」のような極端に高い数字は、常識に照らしても不自然です。もし本当に看護師の95%が生涯独身なら、私の職場の既婚の先輩たちの存在と明らかに矛盾します。数字が現実の肌感覚と大きくずれているときは、その数字のほうを疑うのが健全な読み方です。

「認識」や「ある職場の一部」を全体にすり替えている

怪しい数字が生まれる典型的なパターンが二つあります。一つは、「未婚率は高いと思う」という意識・印象を尋ねたアンケートの回答を、そのまま実際の未婚率であるかのように紹介してしまうケース。「高いと思う人が多い」ことと「実際に高い」ことは、まったく別の話です。

もう一つは、ある特定の病棟や年代などごく一部の状況を、看護師全体の数字であるかのように広げてしまうケースです。20代の若手が多い部署だけを見れば未婚率は当然高く出ますが、それは全体像ではありません。出典のない数字を見かけたら、まず「これは何の数字だろう」と一歩引く。それだけで、不安に振り回されずに済みます

美咲 美咲の実体験

「95%」を鵜呑みにして、無駄に落ち込んだ日

お恥ずかしい話ですが、私も20代後半の頃、夜勤明けにぼんやりスマホを見ていて「看護師の未婚率95%」という記事を真に受けて、しばらく落ち込んだことがあります。でも後日、その数字の出どころを調べようとしても、どこの調査なのかまったく分からなかったんです。そのとき初めて、「根拠のない数字にこんなに感情を動かされていたのか」と気づきました。それ以来、数字を見たら公表年と調査元を確かめる癖がつきました。この記事を読んでくださっているあなたには、同じ遠回りをしてほしくないと思っています。

なぜ看護師は結婚が遅れやすいのか

データの傾向として晩婚型なのは分かった。では、なぜ看護師は結婚が後ろにずれやすいのでしょうか。ここは煽らず、いくつかの現実的な要因を落ち着いて挙げていきます。どれも「だから結婚できない」ではなく、「だから時期がずれやすい」という話です。

不規則な勤務で、生活の時間が読みにくい

一つ目は、やはり夜勤や交代制勤務です。世間が動いている時間に休み、休みが不規則になりやすい働き方は、恋愛や婚活に使える時間そのものを読みにくくします。ちょうど良いタイミングで動くのが、他の職業より少し難しいのは事実です。

出会いの母数が、職場に偏りやすい

二つ目は、出会いの場が限られやすいことです。職場と自宅の往復になりがちで、しかも医療現場は女性の多い環境です。新しい出会いの母数が自然と増えにくい構造があります。これは努力不足ではなく、環境の問題です。

経済的に自立していて、焦る必要が少ない

三つ目は、少し前向きな要因です。看護師は専門職として経済的に自立しやすく、自分の収入で生活していけます。これは「結婚しないと生活できない」という切迫感が少ないということでもあり、結果として結婚を急がず、じっくり相手を選べる立場にいるということです。晩婚傾向の一部は、この「焦らなくてよい強み」の裏返しでもあります。

結婚できる人・できない人の違い

ここまで見てきたように、看護師の未婚率が高めなのは環境要因が大きく、あなた個人の問題ではありません。そのうえで、同じ環境にいても結婚に近づいていく人と、そうでない人がいるのも事実です。その分かれ目は、才能や見た目ではなく、「環境が変わるのを待っているか」「自分から一歩動いたか」にあると私は感じています。

「環境待ち」になっている人

  • 「職場が女性ばかりだから」「忙しいから」と、出会えない理由のほうに目が向いている
  • いつか自然に良い人が現れるはず、と受け身のまま時間が過ぎている
  • ネットの怪しい未婚率の数字を見て、動く前から諦めモードになっている

これらは決して怠けているわけではなく、忙しさの中で当然起こりうることです。ただ、環境が勝手に変わってくれることは、残念ながらあまりありません。

「自分から動いた」人

  • 職場以外の出会いの場を、一つでも自分で用意している
  • 「看護師の生活を理解してくれる人か」という軸を、自分の中に持っている
  • 完璧に準備してからではなく、小さく試しながら相手を見極めている

差は、行動の大きさではなく、「待つ」から「動く」へ視点を切り替えられたかどうかだけです。しかも看護師には、経済的に自立していて焦らず選べるという強みがあります。動きさえすれば、条件はむしろ悪くないのです。

晩婚でも間に合わせる、現実的な一歩

では、忙しい毎日の中で「動く」といっても、具体的に何から始めればいいのか。いきなり大きな決断をする必要はありません。まずは「自分がどんな相手と結婚したいのか」を、誰かと一緒に言葉にしてみるところからで十分です。

とはいえ、夜勤やシフトのある生活を前提に相手を探すのは、一人だと意外と難しいものです。そこで一つの選択肢になるのが、看護師の働き方を理解したうえで出会いを設計してくれる、看護師に特化した結婚相談所です。入会を決める前に、まずは無料のカウンセリングだけを受けて、自分の希望を整理してみることができます。

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白衣コンは、看護師の働き方を前提に出会いを設計してくれる、看護師特化の結婚相談所です。夜勤やシフトのある生活を理解している相手とだけ出会えるので、この記事で見た「出会いの母数」や「理解のずれ」の悩みを、入口から避けられます。入会を決める必要はありません。まずは無料カウンセリングで、あなたが後悔しないための相手の条件を、専門家と一緒に整理するだけでも大丈夫です。対象は42歳未満の方です。

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晩婚傾向があるということは、裏を返せば「30代からでも十分に間に合う」ということでもあります。未婚率という一時点の数字に立ち止まるより、あなた自身の一歩のほうが、これからの結果を左右します。

よくある質問(看護師の未婚率)

結局、看護師の未婚率は何%なんですか

正直にお答えすると、今の看護師の未婚率を正確な数字で示した、新しい公的統計は見当たりません。よく参照される厚生労働省の資料も、2009年公表・2005年国勢調査ベースで、約20年前のものです。方向性として同年代の女性より高めという傾向は言えますが、ネットの「75%」「95%」のような具体的な数字は、出典が確認できないものが多いので鵜呑みにしないでください。

看護師の離婚率も高いんですか

離婚率についても、看護師だけを取り出した確かな公的統計は見当たらないのが実情です。噂とデータの隙間について、看護師の離婚率は本当に高い?の記事で詳しく整理していますので、あわせてご覧ください。

看護師は何年目くらいで結婚する人が多いですか

これは経験年数や年代によって幅がありますが、傾向として語られる時期があります。看護師は何年目で結婚する人が多い?の記事で、年代別の平均像とあわせて具体的に扱っていますので、そちらを参考にしてください。

この記事を書いた人

美咲

美咲 |現役看護師・当事者ライター

総合病院の急性期病棟で9年働く現役ナース。夜勤とシフトに追われて恋愛が後回しになり、マッチングアプリでも消耗した一人。「看護師だから出会えない」は誤解で、本当は「働き方に合った方法」を選べていなかっただけ。そう気づいてから、同じ看護師の恋と結婚のリアルを言葉にしています。

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